ロシアW杯日本代表の戦いは終わってしまいました。ハリルホジッチ監督の解任に急遽指揮を日本代表監督になった西野明氏は、自身の得意とする攻撃的な戦術を貫き、世界と互角に渡り合ったことで一躍時の人をなりました。
W杯が終わると各誌が取り上げるのが次期日本代表候補の予想です。
当初は、西野明監督の続投が予想されていましが、会見で退任することが発表され、予想はさらに激化しています。
手倉森誠、森保一、アーセンベンゲルなど様々な名前が連日あがる中、最有力と見られているのが、元ドイツ代表クリンスマン監督です。
クリンスマン経歴と戦術は?
日本サッカーと合うのか?
日本代表監督就任の噂が連日報道されているクリンスマン監督の経歴、戦術を紹介したいと思います。
クリンスマン監督の経歴を紹介
クリンスマン監督とはどのような人物なのでしょうか。クリンスマン監督は西ドイツでパン職人の息子として生まれ、ドイツのSVシュトゥットガルター・キッカーズで選手としての経歴をスタートさせました。
ポジションはセンター・フォワードでインテル、モナコ、トッテナム、バイエルン、サンプドリア等各国の強豪クラブを渡り歩き、優勝させてきました。
代表としては、西ドイツの代表ストライカーとして活躍し、1990年のイタリアW杯で優勝を経験しています。
2003年に現役を引退し2004年からは母国ドイツ代表を率いて2006年自国開催のW杯で3位という成績を残しています。
その後は、バイエルンミュンヘンの監督やアメリカ代表を歴任しています。
クリンスマン監督の戦術は?
選手としても監督しても素晴らしい経歴を持っているクリンスマン監督はどのような戦術を好むのでしょうか。
選手の心を掴む「モチベーター」としての評価が高いようです。これまで日本代表監督だったオシムやハリルホジッチのような「戦術家」ではないようです。
戦術などは優秀なアシスタントコーチなどを探してきて基本的には任せているようですね。
過去の経歴を見てみてもドイツ代表時代には現ドイツ代表監督のレーヴ氏がアシスタントコーチを勤めています。
クリンスマン監督の戦術と日本サッカー
クリンスマン監督の戦術や手腕で日本代表は目標に掲げるW杯ベスト8を成し遂げることができるのでしょうか。
大きな目標に向かうとき、モチベーションを維持してチームを一つにするというのは大切なことです。
特にクラブとは違い代表チームは、お金ではなく誇りやプライドの為にプレイすることが多いわけですから、なおさら一つになるのが難しいのです。
ACミランがガットゥーゾ監督の強烈なメンタルコントロールで復活したのが良い例です。
ただ、日本という国柄、日本人の特性を考えると規律や高い戦術理解度で戦うところが強さだと思いますので、繊細な戦術を用いて戦う監督の方が向いている気もします。
しかし、今回のハリルホジッチ監督の解任にもつながったコミュニケーション不足については、クリンスマン監督自身が選手に積極的に声をかけるタイプであることや、
長年日本で指揮を取っており、クリンスマン監督とも親交の深いギド・ブッフバルト氏の入閣も噂されていることから問題なさそうです。
まとめ クリンスマン日本代表監督?経歴と戦術
日本代表監督だけでなく、チームの長となるべき人は長期のプランを持って物事に取り組んでいくことが必要となると思います。
4年間だけなく次のW杯が終わった後も含めた代表の未来というものを考えたチーム作り、改革をしてくれることを望みます。
クリンスマン監督の経歴で言えば、アメリカ代表の監督時代にかなり大胆な改革もしているので、そのような改革を日本代表でもして頂けることを期待しています。