2018年5月6日【日本時間】ミドル級3団体統一王者のゴロフキンの相手が決まりましたね。
もともとこの試合はサウル・カネロ・アルバレスの再戦が予定されていたのですが、
アルバレスの禁止薬物使用によって対戦が辞退されたために対戦相手は空白のまま。
やっと決まったゴロフキンのV20戦、相手はWBC世界S・ウェルター級1位の強敵バーネス・マーティロスヤン
『バーネス・マーティロスヤン』聞いたことがない名前ですが、なんとニックネームが「ナイトメア(悪夢)」といわれている選手
不気味な雰囲気が漂います。
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しかし、万が一、そう万が一ですがゴロフキンがこの試合に負けた場合は、
現WBAスーパー・WBC・IBF世界ミドル級王者の3つのベルトは何のタイトルも持たない
『バーネス・マーティロスヤン』に持って行かれることになってしまう。
それに危惧を抱いたIBFはゴロフキンのタイトルを剥奪するという話も!?
そして、気になるファイトマネーはいったいどれくらいの金額なのか?
王者のゴロフキンとバーネス・マーティロスヤン戦の予想とファイトマネーについてまとめてみました。
Contents
ゴロフキンVSバーネス・マーティロスヤン予想戦予想!
で、ズバリどちらが勝つのか?
といわれれば、それは『ゴロフキン』となるのは間違いない
つまり、世間の見方からすれば圧倒的チャンピオン有利といわれても仕方がないのは間違いありません。
#GGGVanes #MexicanStyle2
正式発表から5日、挑戦者マーティロスヤンの地元グレンデールで行われた会見。試合まで2週間ちょっとという急造試合のリスクについて聞かれたGGG、「何言ってるんですか。人生は毎日が危険の連続でしょ」 pic.twitter.com/Xbv25Rzuj4— Yuriko Miyata (@yuriyuri0803) 2018年4月24日
ボクシングの試合は、海外では賭けの対象となっています。
ゴロフキンvsアルバレスの再戦の最新オッズは、
ゴロフキン 1.53:2.50 アルバレス
この試合オッズは何倍くらいなのでしょうか?
バーネス・マーティロスヤン戦でのゴロフキン勝利のオッズ1.03倍
相当な開きがあるのは間違いないでしょう。
ゴロフキンVSバーネス・マーティロスヤンの強さ&凄さ比較!
さて、この試合のオファーが来た時にマーティロスヤンはどう思ったのでしょうか?
マーティロスヤンは
「挑戦の話を聞いたとき、チャンスが来たと思ったので、すぐに『イエス』と返事をした。報酬など条件はどうでもいいこと」と話したそうです。
世界戦の戦績は2戦2敗
タイトルを持たないマーティロスヤンがチャンスが来たと思った。
なんとも不気味ではありませんか。
さて、下馬評では勝負アリの試合なのですが
ゲンナジーゴロフキンとバーネス・マーティロスヤンの強さを具体的に比較するとどんな感じじでしょうか?
「ナイトメア(悪夢)」バネス・マーティロスヤン
バネス・マーティロスヤン
生年月日:1986年5月1日 (32歳)
出身地:ソビエト連邦
身長/体重:183 cm / 70 kg
階級:スーパーウェルター級、ミドル級
バネス・マーティロスヤンは、アメリカ合衆国の男性プロボクサー。アルメニアのアボヴャン出身。トレーナーはフレディ・ローチ。
マーティロスヤンは、東ヨーロッパのアルメニア共和国出身で4歳でにアメリカ西海岸に移住
父親は元アマチュアボクサー、その影響で7歳のときにボクシングを始めたそうです。
18歳でウェルター級でアテネ五輪出場
アテネ五輪出場では2回戦敗退、同じ大会でゴロフキンはミドル級で銀メダルでした。
アマチュアで130戦120勝10敗の戦績があるマーティロスヤンですが
「ナイトメア(悪夢)」というニックネームがあります。
その由来は相手陣営から出た言葉だそうです。
現に五輪予選でプロで世界王者になるアメリカのティモシー・ブラッドリーやアンドレ・ベルトといったそうそうたる格上ボクサーを撃破しています。
「ナイトメア(悪夢)」いやな感じですね。
#GGGVanes ゴロフキンに挑戦するマーティロスヤン。ニックネームはNightmare=悪夢、見事なタトゥーが入っていますが、ナイスガイ。2年のブランクも、「よいファイターは、いつでも戦う準備をしているものだ。今までどれだけ、代役が世界挑戦のゴールデンチケットをつかんできたと思うんだい」 pic.twitter.com/AXl8WkdzpS
— Yuriko Miyata (@yuriyuri0803) 2018年4月25日
そして世界戦の戦績ですが
2013年11月9日 WBOスーパー・ウェルター級王座決定戦で
同級2位デメトリアス・アンドレイド(アメリカ)に12回判定負けで王座獲得に失敗
2016年5月21日、WBA・IBO世界スーパーウェルター級王者エリスランディ・ララ
12回判定負けを喫し王座獲得に失敗した
2つの世界戦は判定負けとなっています。
通算の戦績は40戦36勝(21KO)3敗1分でKOこそ少ないものの3敗のうちの2敗が世界戦といこともあり世界戦にかける思いは並々ならぬものがありそうです。
マーティロスヤン『チャンスが来た』との言葉にも出たように、降って湧いた世界王座ゴロフキンとの大一番に選手生命をかけるはずでしょう。
戦績は40戦36勝(21KO)3敗1分。
しかし!ゴロフキンにも衰えが?
38戦37勝(33KO)1分の戦績
歴代トップに並ぶ17連続KO防衛
KO率90%
と圧倒的な強さをほこるゴロフキンですが、ここ3試合は今までのような快勝とはいえない少し失速気味との評価もあります。
2016年9月10日2階級下のウェルター級王者ケル・ブルック(イギリス)戦は
スピードに苦しめられ4回までは互角の内容で辛くも相手の棄権によって5回TKO勝ち
2017年3月18日のダニエル・ジェイコブス(アメリカ)も
終盤にジェイコブスの反撃にあい12回のフルラウンドを戦い小差の判定勝ち
この試合でついに連続KO防衛は17でストップしました。
そして、2017年9月16日 アルバレス戦は初の引き分けという結果で再試合が組まれていました。
こうしてみると、階級が下のウェルター級やスーパーウェルター級に手こずっているようで今回も相手のマーティロスヤンはスーパーウェルター級で足をつかいながら迎え撃つ展開が予想されます。
攻撃力で大きく勝る王者ゴロフキンですが36歳をむかえたスタミナ等を考えるとマーティロスヤンのスピードのある左ジャブでや速い右を警戒する必要があるでしょう。
この作戦はブルックやジェイコブス、アルバレスの3者がとった戦略で判定になるとマーティロスヤンの勝機もあるかもしれません!!
これがハマるまさに「ナイトメア(悪夢)」
ゴロフキンは早い回からプレッシャーをかけて前半から中盤までの間で
相手を潰してしまう作戦が有効ですが、マーティロスヤンも随分研究をかさねているはずです。
🇰🇿ゴロフキンを取り巻く情勢は変化し今まで批判は少なかったが批判される側へ。それだけビッグネームなった証でもある。
マーティロスヤン戦は言うまでもなくカネロⅡ戦へ向けての消化試合。デレイビャンチェンコ戦をやるべきという声はもっともな意見でしょう。 pic.twitter.com/8jqJL5uDZw
— in44y.com (@in44y1) 2018年4月20日
そして気になるゴロフキンからのIBF王座の剥奪ですが、
IBFは指名挑戦者のセルゲイ・デレビャンチェンコ(32=露/ウクライナ/米)との試合をこれを先延ばしにする
つまり、マーティロスヤン戦の後にデレビャンチェンコと戦うことを前提として認める方針を打ち出したようです。
ということはゴロフキンは絶対に勝たないといけないということですね。
ゴロフキン対マーティロスヤンに対する村田の予想は?
WBA世界ミドル級正規王座の村田諒太は勝って当たり前の勝負に注目。ゴロフキンの力が落ちているのかどうかを見極めたい考え
前戦の引き分けで世界的には「ゴロフキンは力が落ちた」という評価も生まれた。だが村田は「カネロのパンチが当たってもビクともしなかった」とした上で「勝って当たり前と言われるのは久しぶり。ここで相手を一蹴するなら落ちてないし、苦戦するようだったら落ちているということ」と早急な評価を避け、分岐点の一戦になるという見方を強調した。
村田をプロモートするボブ・アラム氏もこの一戦には次の対戦を占ううえでも着目
帝拳ジムとともに村田をプロモートするトップランク社のボブ・アラムCEO(86)は、将来「東京ドームでのゴロフキン対村田」構想を掲げている。盛り上がるボクシング界への恩返しを常に考えている村田にとって、ゴロフキンの動向は見逃せない。「戦うことになった時のイメージはしています」という視点で試合をチェックする構えだ。
ゴロフキンVSマーティロスヤンのファイトマネーについても!
試合相手がギリギリまで決まらなかったせいかゴロフキンVSマーティロスヤンのファイトマネーについては明確にあかされていません。
元々、組まれていたゴロフキンVSカネロの再戦ですが、2017年9月の対戦でのファイトマネーはゴロフキンが日本円にして約3.3億円、カネロが約10億円といわれています。
もともと実力に比べてファイトマネーが安すぎるといわれているゴロフキン。
そしてドン・キングと契約するマーティロスヤンですが、自身の知名度も含めてファイトマネーをあげるのは難しそうです。
マーティロスヤン戦のゴロフキンのファイトマネー1億だそうです
思った以上に安いですね
なのでドン・キングもマーティロスヤン陣営もお金目当てではなく、なんとしても勝ちに出ることこそ狙いといえます。
この試合の後にはミドル級統一戦として日本のWBA世界チャンピオン村田諒太との東京ドームでの戦い、そして復帰したカネロとの戦いにビッグマネーが動くはずです。
それを、手にするのはゴロフキンか、ナイトメアーのマーティロスヤンか、やはり目が話せない試合になるのは間違いなさそうです。
【ゴロフキンVSカネロ・アルバレス】2018再戦を視聴するには?
生中継・ネット中継と録画も含めて世紀の対決【ゴロフキンVSカネロ・アルバレス】因縁の2018再戦を観れるのはWOWOWだけ
ゲンナディ・ゴロフキンVSサウス・カネロ・アルバレス
日本時間 2018年9月16日 午前11:00~ ライブ配信 ネット中継WOWOW_OWOWの視聴には「お試し視聴」のプログラムが準備されていますので
1ヶ月(9月度)は無料で観れます。【ゴロフキンVSカネロ・アルバレス】ライブ中継・因縁の対決 お見逃しの無いように
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