ロシアの平昌オリンピック金メダリストのザギトワ選手の世界スケートでの不振理由は何だったのか?
そこには、低年齢化してゆくフィギュアスケートの選手の悩みが山積されているようです。ザギトワのコーチであるトゥトベリゼ・コーチは彼女とメドベデワ、そして13歳の天才といわれるトルソワのコーチとしても知られています。
Contents
ミラノ世界選手権でのザギトワの不振の理由は何だったのか?
アリーナ・ザギトワ プロフィール
生年月日:2002年5月18日 (16歳)
出身地:ロシア、イジェフスク出身
身長:161 cm
2018年平昌オリンピック金メダリスト
2017年グランプリファイナル優勝
2017/2018欧州選手権優勝
2017/2018ロシア選手権優勝
ミラノ世界選手権女子誰もが平昌オリンピック金メダリスト
アリーナ・ザギトワ選手の圧勝での優勝を疑っていなかったでしょう。
この大会SPが2位で出遅れた
アリーナ・ザギトワ選手
勝負をかけた
フリー、当然ジャンプを後半に持ってきて加点を狙った
ザギトワは3回転倒して、5位に終わった。
完璧なスケートが持ち味のザギトワ選手が3回も転倒するとは
ロシアの応援団には悪夢としか思えかかったに違いありません。
いったいザギトワに何が起こったのでしょうか?
不振の理由はフィギュアの低年齢化?トゥトベリゼ・コーチは知っている?

ザギトワのコーチはトゥトベリゼ・コーチ
ミラノの世界選手権フリーの演技終了後、ザギトワはコーチに
泣きじゃくっていた姿がテレビに映し出されました。
エテリ・トゥトベリーゼ コーチは
何を思ったのでしょか?
13歳トルソワの偉業にみるザギトワの不振理由
実は平昌オリンピックの直後、エテリ・トゥトベリーゼ コーチの教え子
アレクサンドラ・トルソワ13歳が4回転サルコーと、女子史上初の4回転トーループに成功したというニュースが流れました。
このトルソワ選手の13歳の快挙に
エフゲニア・メドベデワ18歳(平昌銀メダル)
アリーナ・ザギトワ選手15歳(平昌金メダル)
ロシアフィギュアスケートの覇権が続くだろうとのニユースが流れました。
しかしはたしてそうなのでしょうか?
ザギトワ、メドベデワそしてトルソワの3人のコーチをつとめる
コーチはトゥトベリゼ・コーチは安泰と思ったのでしょうか?
体重と身長がジャンプの成功要因
3人の中で最年少の13歳のアレクサンドラ・トルソワ13歳が4回転サルコーと、女子史上初の4回転トーループに成功したことに危惧があったに違いありません。
女子のフィギュアスケートのジャンプに関しては
体が軽く少女体型であることが、ジャンプに有利であるとされています。
トルソワ13歳が4回転サルコーと、女子史上初の4回転トーループに成功したのには彼女の体重が非常に軽いことがあげられると思われます。
もちろん、13歳のトルソワ選手はオリンピックには出場できません。
[kanren postid=”1097″]
オリンピック出場のためには前年の7月1日までに15歳になっていなくてはならなのです。
ザキトワ選手はその条件を1カ月半の差でクリアして平昌オリンピックに出場しました。
仮に13歳のトルソワが平昌オリンピックに出たとして
4回転サルコーと、女子史上初の4回転トーループを決めていれば金メダルだったのでしょうか?
ザギトワ不振の理由は急激な身体の成長
ザギトワ 不振理由の最大要因は
身長と体重が急激に増加したことがあげられると思われます。
身長は平昌から何と3cmも伸びたと報道されています。
ザギトワ思春期になり、身長、体重に劇的な変化が?
ザギトワの身長が、平昌オリンピックから3センチ伸びたことを明かしてくれたのは、ロシアのベテラン・スポーツジャーナリストだった。
ザギトワ自身、ロシアのプレスに答えて、「このところ体が成長して調整に苦労している」と告白している。
どうやら世界選手権での不調は、単にオリンピック疲れというわけではなさそうだ。
体重については報道されていませんが3cmも身長が伸びて、やはり金メダルをとって十分な練習が出来なかったと言っているザギトワ
体重の増加も当然あったに違いありません。
15歳といえば成長ざかり
身長の伸びは抑えることが出来ませんし当然身長に比例して体重も
増加、筋肉も増加してゆくことが普通です。
[quads id=1]
ザギトワ自己の身体の成長とどう向き合ってゆく?
ザギトワ選手は平昌オリンピックの女子のフリーの翌日、メインプレスセンターで行われたメダリスト会見で、お祝いはしたかと聞かれてこう答えたそうです。
「これからも、自分に課した高いレベルを保っていくことは大事。でもお祝いにアイスクリームを食べました。でも1つだけです」
アイスクリーム1つ
身長の伸びが3cmもあるのに食べるものを制限せねばならない
身長と体重の自然なバランスを崩してしまっているのかもしれません。
こんことは低年齢化しているフィギュアスケート全体にいえる問題かもしれません。
4回転サルコーと、女子史上初の4回転トーループが跳べる13歳のトルソワは2年後の15歳も今の身長と体重を維持してジャンプを跳ぶことができるのでしょうか?
ザギドワの先輩にあたるエフゲニア・メドベデワは15歳でシニアデビューし、18歳の現在までアスリートとしての体型をきれいに保ってきています。
そのような選手は稀なのかもしれません。
15歳以下で実績を残した選手がどんどん今まで出来た技が出来なくなって消えていったという事実があります。
エテリ・トゥトベリーゼコーチはザギトワ不振の理由をどう分析している?
ザギトワの3回の転倒のあと
アシスタントコーチで振付師でもあるダニイル・グレイヘンガウス氏のコメント
演技終了後、泣きじゃくっていた本人はもちろん、エテリ・トゥトベリーゼコーチもメディアの対応はせず、アシスタントコーチで振付師でもあるダニイル・グレイヘンガウスから次のようなコメントが出た。
「応援してくれたアリーナのファンにはお詫びしたい。彼女はまだ15歳で世界選手権は今回が初めて。残念ながら緊張感にうち勝つことはできなかった。
これほどひどい演技をしたアリーナを見たことはなく、我々にも何が起きたのかよくわからない。分析して、練習を続けていきます」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180401-00830347-number-spo
3人のコーチである
エテリ・トゥトベリーゼコーチはどう思っているのでしょうか?
おそらく3人の身体のデータはコーチの頭の中には叩き込まれているはず。
彼女たちは自己の体の成長とどのように向かい合ってゆけばいいのでしょうか?
ザギドワ選手、トルソワ選手今後も見守って行きたい世界の宝です。
ザギトワ、宇野らメダリストずらり アイスショーで華麗な演技 https://t.co/R5ZKvYdp62 pic.twitter.com/dFTxXrU85q
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年3月31日