ロシア女子フィギュアスケート選手がまたも快挙
14歳でザギトワやメドベージェワを超える天才と称されるアレクサンドラ・トルソワが4回転ルッツに成功!!
フィギュアスケート:ジュニア・グランプリ(GP)シリーズ
第7戦アルメニア大会>10月12日エレバン女子フリーショートプログラム
これは、国際スケート連盟(ISU)公認大会では女子で初めてとなる快挙です。
4回転ルッツに成功したトルソワは合計221・00点で優勝。
しかし、気になるのがトルソワの年齢
まだ14歳で今から成長期を迎えます。
身長が伸び、体重が増えると4回転跳べないのではないかとの懸念の声も
そこで、現在のトルソワ選手の身長と体重、そして成長期を迎えたら本当に跳べないのかを
検証してみました。
Contents
アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)
生年月日: 2004年6月23日(14歳)
出生地: ロシア リャザン
身長: 148cm
コーチ: エテリ・トゥトベリーゼ
セルゲイ・デュダコフ
元コーチ: オルガ・シェフツォワ
振付師: ダニイル・グレイヘンガウス
所属クラブ: サンボ70
ザギトワを上回る天才トルソワ

トルソワは2018年世界ジュニア選手権フリースケーティングで4回転トウループを史上初、安藤美姫に次いで二人目4回転サルコウを成功
1つのプログラム内で2度の4回転ジャンプを成功させた最初の女子選手。
そして、またもや2018年ジュニア・グランプリ(GP)シリーズ
第7戦アルメニア大会で公認大会では女子で初めての4回転ルッツに成功
ジュニアのトルソワが出したフリースケーティングにおける技術点92.35点は、
平昌オリンピック金メダルの同じロシアのアリーナ・ザギトワを上回り、
女子シニアの世界最高得点をも10点近く上回という凄いもの。
トルソワの現在の身長と体重
現在のトルソワの身長は148cm
体重は公表されていませんが152cmの宮原知子選手が40kgを超えないように管理しているそうなので
身長148cmで宮原選手より細いトルソワの体重は34kg~36kgくらいではないかと思われます。
つまり、トルソワは超軽量の選手なんです。
身長が1cm伸びるだけでもジャンプに影響が出るといわれる
女子フィギュアスケートの中ではたしてトルソワは4回転ジャンプを続けてゆくことができるのでしょうか
特に女性的な体型に変化しやすいロシアや欧米の選手が、
成長期に一時スランプに陥るというのはフィギュア界ではよくある話です」
ザギトワ成長期で身長伸びたため苦戦

同じロシアの平昌オリンピック金メダリストのザギトワを見てみましょう。
ザギトワ選手が金メダルを獲得したのは15歳の時で
身長は156cmその時からわずか1年ほどで7cm伸びたとのことなので163cmとなります。
平昌のメダル獲得後はジャンプの転倒など不振に陥ったザギトワは
成長期における急激な身長の伸びと体型の変化が原因であったといわれています。
つまり、平昌オリンピック時点でザギトワとトルソワの身長を比較すると
・ザギトワ15歳 身長156cm
・トルソワ14歳 身長148cm
また、体重に関してはトルソワのほうが大きくザギトワを下回っていると思われます。
なので、現在のトルソワの驚くべき4回転ジャンプには
大きく身長・体重の関係が影響していると思われます。
日本の浅田真央選手のケームも同様にジュニアではラクラクとこなしたジャンプも
シニアでは簡単にこなせなくなっています。
ザギトワは現在、成長期が終わったようで安定した演技をみせていますが
今から15歳~17歳と成長期を迎えるとトルソワも同様の試練が待ち受けているのでしょうか?
トルソワはオリンピックで4回転は跳べないのか?
シニア国際スケート連盟主催の選手権とオリンピックフィギュアスケート競技は15歳以上が対象となっており
現在14歳のトルソワはジュニア選手権および、これらを除くシニアクラス競技会にしか出場ができません。
2004年6月23日生まれのトルソワは
2019年の誕生日を持って15歳となります。
この1年でどれほど身長が伸び体型が変化するのでしょうか。
特に欧米やロシアの女性選手の成長期の体型変化は著しいものがあります。
来年の今頃は、シニア国際スケート連盟主催の選手権で活躍していると思われる
トルソワですが、4回転ジャンプの連発は可能なのかどうなのか、、、わかりませんね。
更に、トルソワがオリンピックに出れるのは2022年の北京冬季オリンピック
トルソワが18歳ということですね。
随分先の事となってしまいます。
オリンピック開催の年と選手の年齢の絶妙なマッチングによってメダルも決まってくるようです。